一閻浮提第一の大事を申すゆへに最第一の瑞相此れをこれり - I speak concerning the most important matter in the entire land of Jambudvīpa, my words are accompanied by portents of the first magnitude.
本文 一閻浮提第一の大事を申す ゆへに最第一の瑞相 此れ をこれり、 あわれなるかなや・なげかしきかなや 日本国の人 皆 無間大城に堕ちむ事よ、 悦しきかなや・楽かなや 不肖の身として 今度 心田に仏種をうえたる 撰時抄 (286頁) 建治元年4月 (1275年) 通解(意訳) 一閻浮提(全世界)で第一の仏法である、法華経の肝心(大事)・南無妙法蓮華経の題目を日蓮が申したので、経文通り、様々な難に遭い、日本中の人々が日蓮や我が門下一同を責め立てた。そして今、やはり経文通りに、広宣流布の第一のきっかけとなる、他国侵逼難(蒙古襲来:他国からの侵略)と自界叛逆難(2月騒動:内乱)が、日本におきたのである。 なんと哀れで、なんと嘆かわしいことであろう。日蓮と門下を責めた人々は皆、無間地獄の大城に堕ちることであろう。 そしてなんと悦ばしく、なんと楽しいことであろう。我ら日蓮と門下一同は、凡夫の身でありながら、今生で心の田畑に仏種を植えたのである。 English Gosho Because I speak concerning the most important matter in the entire land of Jambudvīpa, my words are accompanied by portents of the first magnitude. How tragic, how pitiful, that all the people of Japan should fall into the great citadel of the hell of incessant suffering! But how fortunate, how joyous, to think that with this unworthy body I have received in my heart the seeds of Buddhahood! " The Selection of the Time " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 578 April, 1275. [ ...