法華経の信を・うすくなさんずる・やうを・たばかる人出来せば我が信心を・こころむるかと・おぼし - If people should try to weaken your belief in the Lotus Sutra, consider that your faith is being tested.
本文 我が命は 事出で(こといで)きたらば上に(かみに)・まいらせ候べしと・ひと(編)へに おもひきりて 何事(なにごと)につけても・言(ことば)をやわらげて 法華経の信を・うすくなさんずる・やうを・たばかる人 出来(しゅったい)せば 我が信心を・こころむるかと(試みるかと)・おぼして(思ぼして)各各(おのおの)これを 御けうくん(御教訓)あるは・うれしき事なり、ただし 御身の(おんみ の)けうくん(教訓)させ給え 上野殿御返事(梵帝御計事)(1539頁) 建治3年5月 通解 「私の命は、何か事が起こった時には主君にささげましょう」と、潔く決断して、何事についても言葉穏やかに語りかけながら、 あなたの法華経の信心を薄くしとうとたくらむ者が出てきたなら、『自分の信心を試みているのか』 と思って、 「あなた方が私を教訓してくださるのはうれしいことである。しかし、まず先に御自身の振舞いを教訓なさるがよい」(と言ってやりなさい。) 意訳 あなたが武士という立場である以上は、「 主君の恩に報いるために、 私の命は、 何か事が起こった時には、 主君にささげましょう」と、命懸けで奉公することが武士の模範たる振る舞いであると、潔く決断して主君に奉公しなさい。信心については、何事についても言葉穏やかに語りかけながら、人としての生き方や道理にかなった振る舞いを見せていきなさい。 その うちに、三障四魔が必ず競ってくる。 もし、 あなたの法華経の信心を薄くしようとする者が現れ、大勢の人前で、あなたの噂話や悪口を言うような輩がいたなら、 その時には、『自分の信心が試されているのだ。自身を成長させるチャンスなのだ 』 と思い、 「あなた方が、私を教訓してくださるのはうれしいことである。しかし、まず先に御自身の振舞いを教訓なさるがよい」と、堂々と言い放ち、その場を離れるがよい。 このような振舞いによって、礼儀正しく、しかし悪に対しては厳然と立ち向かう人柄である事と、信仰者としての生き方を示すことができるのである。 English Translations " The Workings of Brahmā and Shakra " "Should an emergency arise, I...