9周年: 或は火のごとく信ずる人もあり・或は水のごとく信ずる人もあり - The 9th Anniversary: The belief of some is like fire while that of others is like water.


本文
法華経を信ずる人あり・或は火のごとく信ずる人もあり・或は水のごとく信ずる人もあり、
聴聞する時は・もへたつばかりをもへども・とをざかりぬれば・すつる心あり、
水のごとくと申すは・いつも・たいせず信ずるなり
ほけきょう を しんずる ひと あり・あるいは ひ の ごとく しんずる ひと も あり・あるいは みず の ごとく しんずる ひと も あり、
ちょうもん する とき は・もえたつ ばかり おもえども・とおざかり ぬれば・すつる こころ あり、
みず の ごとく と もうす は・いつも・たいせず しんずる なり
上野殿御返事
うえのどのごへんじ
[水火二信抄]
すいかにしんしょう
(1544頁)
建治4年2月
(1279年)
通解(意訳)
法華経を信ずる人がいる。あるいは火のように信ずる人もあり、あるいは水の流れるように信ずる人もいる。
火のように信ずる人というのは、法華経の法門を聴いたその時は、燃え立つような信心が沸き起こるように思うけれども、時が経つにつれて遠ざかると、その発心した心を忘れてしまうのである。 
水のように信ずる人というのは、常に後退せずに信ずる人をいうのである。 

謝辞 ~ 日替わり御書 9周年記念
日替わり御書 DAILY-GOSHO を読んで頂き、本当にありがとうございます。
2015年3月16日から始めた「日替わり御書 - Daily Gosho」が、今年で9周年を迎えることができました。
一人でもいいから、御書に触れていただくお手伝いができればいいな、という思いから始めた日替わり御書ですが、おかげさまで、DAILY-GOSHOは120万アクセスを達成しました。
今後とも、「日替わり御書 - Daily Gosho」をよろしくお願いします。
2024年3月16日
日替わり御書
 twitter @daily-gosho
追伸: 引き続き、北極圏と南極大陸からのアクセスをお待ちしております!

英語で御書
Gosho in English
Today there are people who have faith in the Lotus Sutra. The belief of some is like fire while that of others is like water.
When the former listen to the teachings, their passion flares up like fire, but as time goes on, they tend to discard their faith.
To have faith like water means to believe continuously without ever regressing.
" The Two Kinds of Faith "
"The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 899
in February, 1279.
[ --- ] is liberal translation.

Acknowledgments - Daily Gosho 7th Anniversary
Thank you very much for reading the DAILY-GOSHO.
The DAILY-GOSHO, which started on March 16, 2015, is celebrating its 9th anniversary this year.
DAILY-GOSHO started with the desire to help people read and touch GOSHO, even if it is just one person.
Thanks to all, DAILY-GOSHO has achieved 1,200,000 accesses over.
We look forward to your continued support of "Daily Gosho".
March 16, 2024
 Daily-Gosho Manager
twitter @daily-gosho
PS: We look forward to continuing access from the Arctic and Antarctica!

Gosho in Japanese
法華経 を 信ずる 人 あり・或 は 火 の ごとく 信ずる 人 も あり・或 は 水 の ごとく 信ずる 人 も あり、
聴聞 する 時 は・もへたつ ばかり をもへども・とをざかりぬれば・すつる 心 あり、水 の ごとく と 申す は・いつも・たいせず 信ずる なり
HOKEKYO WO SHINZURU HITO ARI・ARUI WA HI NO GOTOKU SHINZURU HITO MO ARI・ ARUI WA MIZU NO GOTOKU SHINZURU HITO MO ARI,
CHŌMON SURU TOKI WA・MOETATSU BAKARI OMOEDOMO・TŌZAKARINUREBA・SUTSURU KOKORO ARI, MIZU TO MŌSU WA・ ITSUMO・TAISEZU SHINZURU NARI
上野 殿 御返事
UENO DONO GOHENJI
[水火 二 信 抄]
SUI-KA NI SHIN SHŌ
参考文献: 「日蓮大聖人御書全集」
「御書をひもとく」
「英語で学ぶ御書」
第三文明社
Bibliography : "The Writings of Nichiren Daishonin"
"The Record of The Orally Transmitted Teachings"

コメント

  1. 9周年・おめでとうございます💐Thank you🚰

    返信削除

コメントを投稿

誰でもコメントができるようになりました。
匿名コメントも可能ですので、気軽にコメントできます。

このブログの人気の投稿

人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし - if one lights a fire for others, one will brighten one’s own way.

湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり - praying as earnestly as though to produce fire from damp wood, or to obtain water from parched ground.

蒼蝿驥尾に附して万里を渡り 碧蘿松頭に懸りて千尋を延ぶ - A blue fly, if it clings to the tail of a thoroughbred horse, can travel ten thousand miles, and the green ivy that twines around the tall pine can grow to a thousand feet.