悦しきかなや・楽かなや不肖の身として今度心田に仏種をうえたる - How fortunate, how joyous, to think that with this unworthy body I have received in my heart the seeds of Buddhahood!
本文
一閻浮提第一の大事を申す ゆへに最第一の瑞相 此れ をこれり、
あわれなるかなや・なげかしきかなや 日本国の人 皆 無間大城に堕ちむ事よ、
悦しきかなや・楽かなや 不肖の身として 今度 心田に仏種をうえたる
いちえんぶだい だいいちの だいじを もうす ゆえに さいだいいちの ずいそう これ おこれり、
あわれなる かなや・なげかしき かなや にほんこくの ひと みな むげん おおじょう に おちんことよ、
よろこばしき かなや・たのしい かなや ふしょうの みとして こんど しんでんに ぶっしゅを うえたる
ICHIEN BUDAI DAI-ICHI NO DAIJI WO MOUSU YUE NI SAI DAI-ICHI NO ZUISŌ OKORERI,
AWARE NARU KANAYA・NAGEKASHIKI KANAYA NIHONKOKU NO HITO MINA MUGEN-DAIJYO NI OCHIN KOTOYO,
YOROKOBASHIKI KANAYA・TANOSHII KANAYA FUSHŌ NO MI TO SHITE KONDO SHINDEN NI BUS'SHU WO UETARU
一閻浮提(全世界)で第一の仏法である、法華経の肝心(大事)・南無妙法蓮華経の題目を日蓮が申したので、経文通り、様々な難に遭い、日本中の人々が日蓮や我が門下一同を責め立てた。そして今、やはり経文通りに、広宣流布の第一のきっかけとなる、他国侵逼難(蒙古襲来:他国からの侵略)と自界叛逆難(2月騒動:内乱)が、日本におきたのである。
なんと哀れで、なんと嘆かわしいことであろう。日蓮と門下を責めた人々は皆、無間地獄の大城に堕ちることであろう。
そしてなんと悦ばしく、なんと楽しいことであろう。我ら日蓮と門下一同は、凡夫の身でありながら、今生で心の田畑に仏種を植えたのである。
一閻浮提第一の大事を申す ゆへに最第一の瑞相 此れ をこれり、
あわれなるかなや・なげかしきかなや 日本国の人 皆 無間大城に堕ちむ事よ、
悦しきかなや・楽かなや 不肖の身として 今度 心田に仏種をうえたる
いちえんぶだい だいいちの だいじを もうす ゆえに さいだいいちの ずいそう これ おこれり、
あわれなる かなや・なげかしき かなや にほんこくの ひと みな むげん おおじょう に おちんことよ、
よろこばしき かなや・たのしい かなや ふしょうの みとして こんど しんでんに ぶっしゅを うえたる
ICHIEN BUDAI DAI-ICHI NO DAIJI WO MOUSU YUE NI SAI DAI-ICHI NO ZUISŌ OKORERI,
AWARE NARU KANAYA・NAGEKASHIKI KANAYA NIHONKOKU NO HITO MINA MUGEN-DAIJYO NI OCHIN KOTOYO,
YOROKOBASHIKI KANAYA・TANOSHII KANAYA FUSHŌ NO MI TO SHITE KONDO SHINDEN NI BUS'SHU WO UETARU
撰時抄
せんじしょう
SENJISHŌ
(286頁)
建治元年4月
(1275年)
通解(意訳)一閻浮提(全世界)で第一の仏法である、法華経の肝心(大事)・南無妙法蓮華経の題目を日蓮が申したので、経文通り、様々な難に遭い、日本中の人々が日蓮や我が門下一同を責め立てた。そして今、やはり経文通りに、広宣流布の第一のきっかけとなる、他国侵逼難(蒙古襲来:他国からの侵略)と自界叛逆難(2月騒動:内乱)が、日本におきたのである。
なんと哀れで、なんと嘆かわしいことであろう。日蓮と門下を責めた人々は皆、無間地獄の大城に堕ちることであろう。
そしてなんと悦ばしく、なんと楽しいことであろう。我ら日蓮と門下一同は、凡夫の身でありながら、今生で心の田畑に仏種を植えたのである。
英語で御書
Gosho in English
Because I speak concerning the most important matter in the entire land of Jambudvīpa, my words are accompanied by portents of the first magnitude.
How tragic, how pitiful, that all the people of Japan should fall into the great citadel of the hell of incessant suffering! But how fortunate, how joyous, to think that with this unworthy body I have received in my heart the seeds of Buddhahood!
Gosho in English
Because I speak concerning the most important matter in the entire land of Jambudvīpa, my words are accompanied by portents of the first magnitude.
How tragic, how pitiful, that all the people of Japan should fall into the great citadel of the hell of incessant suffering! But how fortunate, how joyous, to think that with this unworthy body I have received in my heart the seeds of Buddhahood!
" The Selection of the Time "
"The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 578
April, 1275.
[ --- ] is liberal translation.
Gosho in Japanese一閻 浮提 第一 の 大事 を 申す ゆへ に 最 第一 の 瑞相 此れ をこれり、
あわれなる かなや・なげかしき かなや 日本国 の 人 皆 無間大城 に 堕ちむ 事よ、
悦しき かなや・楽 かなや 不肖 の 身 と して 今度 心田 に 仏種 を うえたる
ICHI-EN BUDAI DAI-ICHI NO DAIJI WO MOUSU YUE NI SAI DAI-ICHI NO ZUISŌ OKORERI,
AWARE NARU KANAYA・NAGEKASHIKI KANAYA NIHONKOKU NO HITO MINA MUGEN-DAIJYO NI OCHIN KOTOYO,
YOROKOBASHIKI KANAYA・TANOSHII KANAYA FUSHŌ NO MI TO SHITE KONDO SHINDEN NI BUS'SHU WO UETARU
撰時抄
SENJI SHŌ
参考文献: 「日蓮大聖人御書全集」
「御書をひもとく」
「英語で学ぶ御書」
第三文明社
Bibliography : "The Writings of Nichiren Daishonin"
"The Record of The Orally Transmitted Teachings"
「御書をひもとく」
「英語で学ぶ御書」
第三文明社
Bibliography : "The Writings of Nichiren Daishonin"
"The Record of The Orally Transmitted Teachings"
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