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彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり - Slanders are like barking foxes, but Nichiren's followers are like roaring lions.

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本文 各各 師子王の心を取り出して・いかに 人 をどすとも をづる 事なかれ、 師子王は百獣に をぢず・師子の子・又かくのごとし、 彼等は野干の ほうるなり 日蓮が一門は師子の吼るなり おのおの ししおう の こころ を とり いだして いかに ひと おどす とも おずる こと なかれ、 ししおう は ひゃくじゅう に おじず・ しし の こ・また かくのごとし、 かれら は やかん の ほうる なり にちれん が いちもん は しし の ほうる なり 聖人御難事 しょうにんごなんじ (1190頁) 弘安2年10月 (1279年) 通解(意訳) 日蓮と我が弟子ら一門は、一人ひとりが百獣の王ライオン(師子王)の心を取り出して、どのように人に脅されようとも、決して恐れる事があってはならない。 ライオン(師子王=師匠)は、他のどんな動物(百獣)をも恐れない。師子の子(弟子)もまた同じである。 彼ら(法華経を非難する人々)は、野犬やキツネらのような畜生が吠えているのと同じである。日蓮と我が弟子ら一門は、師弟が一体となって吼えているのである。 英語で御書 Gosho in English Each of you should summon up the courage of a lion king and never succumb to threats from anyone. The lion king fears no other beast, no do its cubs. Slanders are like barking foxes, but Nichiren's followers are like roaring lions. " On Persecutions Befalling the Sage " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 997 in October, 1279. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  Lion king: Teacher, Cubs: Disciples. Gosho in Jap...

法華経を信ずる人は・さいわいを万里の外よりあつむべし - Those who now believe in the Lotus Sutra will gather fortune from ten thousand miles away.

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本文 法華経を信ずる人は・さいわいを万里の外よりあつむべし ほけきょう を しんずる ひと は・さいわい を ばんり の そと より あつむ べし 十字御書 むしもちごしょ (1492頁) 弘安4年1月 (1281年) 通解(意訳) 法華経を信じている人は、幸運を遠く離れた場所からでも集めることができるのである。 英語で御書 Gosho in English Those who now believe in the Lotus Sutra will gather fortune from ten thousand miles away. " New Year’s Gosho "  "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 1137 in January, 1281. [ --- ] is liberal translation. Gosho in Japanese 法華経を信ずる人は・さいわいを万里の外よりあつむべし HOKEKYO WO SHINZURU HITO WA・SAIWAI WO BANRI NO SOTO YORI ATSUMU BESHI 十字御書 MUSHIMOCHI GOSHO 参考文献: 「日蓮大聖人御書全集」 「御書をひもとく」 「英語で学ぶ御書」 第三文明社 Bibliography : "The Writings of Nichiren Daishonin" "The Record of The Orally Transmitted Teachings"

病あれば死ぬべしといふ事不定なり - It is not certain that, because one is ill, one will die.

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本文 病あれば死ぬべしといふ事 不定なり、 又このやまひは仏の御はからひか・そのゆへは浄名経・涅槃経には病ある人仏になるべきよしとかれて候、 病によりて道心はをこり候なり やまい あれば しぬ べし と いう こと ふじょう なり、 また この やまい は ほとけ の おん はからい か・その ゆえ は じょうみょうきょう・ねはんぎょう には やまい ある ひと ほとけ に なるべき よし とかれて そうろう、 やまい に よりて どうしん は おこり そうろう なり 妙心尼御前御返事 みょうしんあまごぜんごへんじ [病之良薬御書] びょうしりょうやくごしょ (1480頁) 弘安元年8月 (1278年) 通解(意訳) 「病気にかかったら必ず死ぬ」という事はない。 (あなたが今回かかった)この病は、仏の御はからいであろうか。 その理由は浄名経・涅槃経には病がある人は仏になる、と説かれている。 病気にかかって初めて生命の大切さが分かり、「人間の生死とは何か」という、仏道を求める心が起こるのである。 英語で御書 Gosho in English It is not certain that, because one is ill, one will die. And could not this illness of your husband’s be the Buddha’s design, because the Vimalakīrti and Nirvana sutras both teach that sick people will surely attain Buddhahood? Illness gives rise to the resolve to attain the way. " The Good Medicine for All Ills " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 937 in August, 1278. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  Only after getting sick can the ...

法華を弘むる者は諸仏の使者なり - A person who propagates the Lotus Sutra is a votary of the Buddhas.

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本文 夫れ未萠を知る者は 六正の聖臣なり 法華を弘むる者は 諸仏の使者なり、 而るに日蓮 忝くも鷲嶺・鶴林の文を開いて 鵝王・烏瑟の志を覚り剰え 将来を勘えたるに粗符合することを得たり 先哲に及ばずと雖も 定んで後人には希なる可き者なり それ みぼう を しる もの は りくせい の せいしん なり ほっけ を ひろむる もの は しょぶつ の ししゃ なり、 しかるに にちれん かたじけなく も じゅれい・かくりん の もん を ひらいて がおう・うひつ の こころざし を さとり あまつさえ しょうらい を かんがえたる に ほぼ ふごう する こと を えたり せんてつ に およばず と いえども さだんで こうじん には まれ なる べき もの なり 一昨日御書 いっさくじつごしょ (183頁) 文永8年9月12日  (1271年) 竜の口法難の当日 通解(意訳) 未萠を知る者は、「六正の聖臣」といって、未来の危機を察知し、未然に封じて君主に仕える最高地位である。法華経を弘める者は、諸仏の使者である。 それにもかかわらず、日蓮は、おそれ多くも釈尊が霊鷲山で説いた法華経や、入滅の前に鶴林で説いた涅槃経の文を開いて、仏の本意を覚った。それだけではなく、日本国の将来をこれらの経典に照らし合わせて考えたところ、蒙古襲来や内乱(他国侵逼難・自界叛逆難)がほぼ符合している事を得た。 これらのことは、(日蓮は)先哲には及ばないとはいえ、後の将来には希な人となるべき者である。 英語で御書 Gosho in English A person who can foretell the future is known as a sage minister, the highest of the six upright ones. A person who propagates the Lotus Sutra is a votary of the Buddhas. And I make bold to declare that, opening the texts delivered on Eagle Peak and in the grove of sal trees, I have come to understand the intention...

鬼神めらめ 此の人を なやますは 剣を さかさまに・のむか - You demons, by making this man suffer, are you trying to swallow a sword point first

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本文 鬼神めらめ 此の人を なやますは 剣を さかさまに・のむか 又 大火をいだくか、三世十方の仏の大怨敵となるか、 あなかしこ・あなかしこ、此の人の やまいを忽に なをして・かへりて まほりと なりて 鬼道の大苦を ぬくべきか  きじん めらめ この ひと を なやます は つるぎ を さかさま に・のむ か また だいか を いだくか、さんぜ じっぽう の ほとけ の だいおんてき と なるか、 あなかしこ・あなかしこ、この ひと の やまい を たちまちに なおして・かえりて まもり と なりて きどう の だいく を ぬく べきか 法華証明抄 ほっけしょうめいしょう [死活抄] しかつしょう (1587頁) 弘安5年2月 (1282年) 通解(意訳) 鬼神達め、法華経の行者である人を病気で悩ますとは、剣を逆に飲むか、または大火を抱くか、さらには三世十方の仏の大怨敵となろうとするのか。 (あなかしこ=くれぐれも、の意味あり)これを恐ろしく思うのであれば、この人の病をたちまちに冶して、かえって守護の善神となって、鬼神らこそ餓鬼道の大苦から免れるべきではないか。 英語で御書 Gosho in English You demons, by making this man suffer, are you trying to swallow a sword point first, or embrace a raging fire, or become the archenemy of the Buddhas of the ten directions in the three existences? How terrible this will be for you! Should you not cure this man’s illness immediately, act rather as his protectors, and escape from the grievous sufferings that are the lot of demons? " The Proof of the Lotus Sutra " "The Writings of Nichiren Daishonin", V...

聖人の唱えさせ給う題目の功徳と我れ等が唱へ申す題目の功徳 - The blessings received when a sage chants the daimoku and the blessings received when we chant it

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本文 聖人の唱えさせ給う 題目の功徳と 我れ等が唱へ申す 題目の功徳と 何程の多少候べきやと云云、 更に勝劣あるべからず候、 其の故は 愚者の持ちたる金も 智者の持ちたる金も・愚者の然せる火も 智者の然せる火も 其の差別なきなり しょうにん の となえさせ たもう だいもく の くどく と われら が となえ もうす だいもく の くどく と いかほど の たしょう そうろう べき や と うんぬん、 さら に しょうれつ あるべからず そうろう、 その ゆえ は ぐしゃ の もちたる こがね も ちしゃ の もちたる こがね も・ぐしゃ の ともせる ひ も ちしゃ の ともせる ひ も その さべつ なきなり 松野殿御返事 まつのどのごへんじ [十四誹謗抄] じゅうしひぼうしょう (1382頁) 建治2年10月 (1276年) 通解(意訳) 「聖人(賢人、智者)が唱えられる題目の功徳と、凡夫である私達が唱える題目の功徳とは、いかほどの違いがあるのでしょうか」とのご質問があったが、題目の功徳には勝劣や差別はなく、同じ功徳がある。 その理由は、愚者が持っているお金も、智者が持っているお金も、お金には変わりないように、または愚者が灯す火も、智者が灯す火も、火には変わりなく、その差別はないのである。 英語で御書 Gosho in English "How great is the difference between the blessings received when a sage chants the daimoku and the blessings received when we chant it?” To reply, one is in no way superior to the other.  The gold that a fool possesses is no different from the gold that a wise man possesses; a fire made by a fool is the same as a fire made by a wise man. " The Fourteen Slanders " "The Writings of Nichi...

元品の無明は第六天の魔王と顕われたり - The fundamental darkness manifests itself as the devil king of the sixth heaven.

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本文 法華宗の心は一念三千・性悪性善・妙覚の位に猶 備われ 元品の法性は梵天・帝釈等と顕われ 元品の無明は第六天の魔王と顕われたり ほっけしゅう の こころ は いちねん さんぜん・しょうあく しょうぜん・みょうかく の くらい に なお そなわれ がんぽん の ほっしょう は ぼんてん・たいしゃく とう と あらわれ がんぽん の むみょう は だいろくてん の まおう と あらわれたり 治病大小権実違目 じびょうだいしょうごんじついもく (997頁) 弘安元年6月 (1278年) 通解(意訳) 日蓮仏教の根本である、一念三千の法門に人の心(境涯)の善悪を照らせば、善の心も悪の心も、本来人の心の本性に備わっているものである。そのため、仏の境涯を開いたとしても、心の本性が消える訳ではなく、心のあらゆる側面(一念三千)がそのまま備わっているのである。 この法理によって、善心によって開かれた法性には、梵天・帝釈天等の諸天善神の加護が顕れ、無明に陥った悪心には第六天の魔王が顕れるのである。 英語で御書 Gosho in English The heart of the Lotus school is the doctrine of three thousand realms in a single moment of life, which reveals that both good and evil are inherent even in those at the highest stage of perfect enlightenment. The fundamental nature of enlightenment manifests itself as Brahmā and Shakra, whereas the fundamental darkness manifests itself as the devil king of the sixth heaven. " The Treatment of Illness " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 1113 in June, 1278.  [ --- ] is liberal...

大人には・いのりなしまいらせ候べし - Calmly continue to offer prayers.

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本文 此の法門の一行 いかなる本意なき事ありとも・みずきかず・いわずして・むつばせ給へ、 大人には・いのりなしまいらせ候べし この ほうもん の いっこう いかなる ほんい なき こと ありとも・みず きかず・いわず して・むつばせ たまえ・だいにん には・いのり なし まいらせ そうろべし 陰徳陽報御書 いんとくようほうごしょ (1178頁)  弘安元年 (1278年) 通解(意訳) この法門の人々とは、たとえどんな不本意なことがあっても、見ず、聞かず、言わずして、仲良くしていきなさい。 おだやかにして、祈っていきなさい。 たがいに尊敬し仲良く前進 (リーダーの心がけとして)当然、根本である信心の大綱は、きちんと指導していかなければならない。 そのうえで、私的なことについては、いちいちこまかく指摘したり、非難しあったりすることは賢明ではない。 人それぞれに個性があり、生き方がある。 生活環境も違う。 たがいに尊重しあい、仲良くしていくことこそが大事である。(中略) たとえ不本意なことがあっても、広々とした心で、忍耐強く、大きく包容し、より強盛な信心に立てるよう激励していくことである。 また大きな立場から、成長を祈ってあげることである。 そうしていけば、本人の信心の深化とともに、しだいに人間的にも成長をめざしていくにちがいない。 -池田大作 英語で御書 Gosho in English You must be on good terms with those who believe in this teaching, neither seeing, hearing, nor pointing out anything about them that may displease you. Calmly continue to offer prayers.  " Unseen Virtue and Visible Reward "  "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p.907 in April, 1278. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  T...

鉄は炎打てば剣となる - Iron, when heated in the flames and pounded, becomes a fine sword

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本文 鉄は炎打てば剣となる 賢聖は罵詈して試みるなるべし、 我今度の御勘気は世間の失一分もなし 偏に先業の重罪を今生に消して 後生の三悪を脱れんずるなるべし くろがね は きたい うてば つるぎ と なる けんしょう は めり して こころみる なる べし われ こんど の ごかんき は せけん の とが いちぶん も なし ひとえ に せんごう の じゅうざい を こんじょう に けして ごしょう の さんあく を まぬがれんずる なるべし 佐渡御書 さどごしょ [富木殿等御返事] ときどのとうごへんじ (956頁) 文永9年3月 (1272年) 通解(意訳) 鉄は炎に入れて、熱して鍛え打てば剣となる。賢人、聖人は罵ってみて真価が試されるものである。 日蓮が今回受けた佐渡流罪の罪については、世間(今世)での罪は少しもない。 ただ、過去世の重罪を今生に消滅して、来世に三悪に堕すことを脱れることになるのであろう。 仏法者として生きていく上で、様々な困難に直面し、戦い抜いていくことで、自身の過去世からの宿業が、今世において表面に現れる。 この宿業を取り除くために、「今こそ自分の信心が試されている時だ」と決意し、強い信心で乗り越えることで、自身の宿命転換を成し遂げることができる。 苦難に直面した時こそ、強靭な信心を確立し、強い自分に変わるチャンスなのである。 英語で御書 Gosho in English Iron, when heated in the flames and pounded, becomes a fine sword. Worthies and sages are tested by abuse. My present exile is not because of any secular crime.  It is solely so that I may expiate in this lifetime my past grave offenses and be freed in the next from the three evil paths. " Letter from Sado "  "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. ...

三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退く - The three obstacles and four devils will invariably appear, and the wise will rejoice while the foolish will retreat.

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本文 しをの ひると・みつと 月の出づると・いると・夏と秋と冬と春との さかひには 必ず相違する事あり 凡夫の仏になる又かくのごとし、 必ず三障四魔と申す障いできたれば  賢者はよろこび愚者は退くこれなり しおのひると・みつとつきのいづると・いると・なつとあきとふゆとはるのさかいにはかならずそういすることあり、 ぼんぷのほとけになるまたかくのごとし、かならずさんしょうしまともうすさわりいできたればけんじゃはよろこびぐしゃはしりぞくこれなり 兵衛志殿御返事 ひょうえのさかんどのごへんじ [三障四魔事] さんしょうしまのこと (1091頁) 建治元年11月 (1275年) 通解(意訳) 潮が干く時と満ちる時、月の出る時と入る時、夏と秋と冬と春との季節の境目には、必ずそれまでと違う変化が起きる。凡夫が仏になる時もまたそれらと同じであり、 必ず三障四魔という信心を妨げる変化が現れる。その時、信心で乗り越えようとする賢い者はこれを喜び、恐れて信心を捨てようとする愚か者は退いていくのである。 英語で御書 Gosho in English There is definitely something extraordinary in the ebb and flow of the tide, the rising and setting of the moon, and the way in which summer, autumn, winter, and spring give way to each other. Something uncommon also occurs when an ordinary person attains Buddahood. At such a time, the three obstacles and four devils will invariably appear, and the wise will rejoice while the foolish will retreat. " The Three Obstacles and Four Devils " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 637 in No...

未来の果を知らんと欲せば 其の現在の因を見よ - If you want to understand what results will be manifested in the future, look at the causes that exist in the present.

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本文 過去の因を知らんと欲せば 其の現在の果を見よ 未来の果を知らんと欲せば 其の現在の因を見よ かこ の いん を しらん と ほっせば その げんざい の か を みよ みらい の か を しらん と ほっせば その げんざい の いん を みよ 開目抄・下 かいもくしょう・げ (231頁) 文永9年2月 (1272年) 通解(意訳) 過去に自分がどのような要因(要素や原因)を作ってきたかは、現在の自分の結果(状況や状態)を見なさい。同様に、未来の自分がどんな結果になっているかを知ろうとするなら、現在の要因を見なさい。 そして、理想の自分になれるような要因を、今作っていきなさい。  英語で御書 Gosho in English If you want to understand the causes that existed in the past, look at the results as they are manifested in the present. And if you want to understand what results will be manifested in the future, look at the causes that exist in the present. " The Opening of the Eyes " Part Two "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 279 in February, 1272. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  You should have create factors that you will make ideal yourself at now. Gosho in Japanese 過去 の 因 を 知らん と 欲せば 其の 現在 の 果 を 見よ 未来 の 果 を 知らん と 欲せば 其の 現在 の 因 を 見よ KAKO NO IN WO SHIRAN TO HOS'SEBA SONO GENZAI NO KA WO MIYO M...

いかなる乞食には・なるとも法華経にきずをつけ給うべからず - However wretched a beggar you might become, never disgrace the Lotus Sutra.

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本文 一生はゆめの上・明日をごせず・いかなる乞食には・なるとも 法華経に きずをつけ給うべからず いっしょう は ゆめ の うえ・あす を ご せず・いかなる こつじき には・なるとも ほけきょう に きず を つけ たもう べからず 四条金吾殿御返事 しじょうきんごどのごへんじ [不可惜所領事] ふかしゃくしょりょうのこと (1163頁) 建治3年7月 (1277年) 通解(意訳) 一生は夢の上の出来事のように、はかないものであり、明日の命があるか分からない。 たとえどのような乞食になったとしても、あなた自身の信心に傷をつけてはならない。 英語で御書 Gosho in English This life is like a dream. One cannot be sure that one will live until tomorrow. However wretched a beggar you might become, never disgrace the Lotus Sutra.  " A Warning against Begrudging One’s Fief " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 824 in July, 1277. [ --- ] is liberal translation. Gosho in Japanese 一生 は ゆめ の 上・明日 を ごせず・いかなる 乞食 には・なるとも 法華経 に きず を つけ 給う べからず IS'SHO WA YUME NO UE・ASU WO GO SEZU・IKANARU KOTSUJIKI NIWA・NARUTOMO HOKEKYO NI KIZU WO TSUKE TAMOU BEKARAZU 四条 金吾 殿 御返事 SHIJŌ KINGO DONO GOHENJI [不可惜 所領事] FUKASHAKU SHORYŌ-NO-KOTO 参考文献: 「日蓮大聖人御書全集」 「御書をひもとく」 「英語で学ぶ御書」 第三文明社 Bibliography : "The Writings of Nichiren Daishonin...

よからんは不思議わるからんは一定とをもへ - be prepared for the worst, and not to expect good times, but take the bad times for granted.

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本文 ただ一えん(円)に おもい切れ・よからんは不思議 わるからんは 一定と をもへ ひだるし と をもわば餓鬼道を をしへよ、さむし と いわば 八かん地獄を をしへよ、 をそろしし と・いわば たか に あへる きじ ねこ に あえる ねずみを 他人と をもう事なかれ ただ いちえん に おもいきれ・よからん は ふしぎ わるからん は いちじょう と おもえ ひだるし と おもわば がきどう を おしえよ、さむし と いわば はっかん じごく を おしえよ、 おそろしし と・いわば たか に あえる きじ ねこ に あえる ねずみ を たにん と おもう こと なかれ 聖人御難事 しょうにんごなんじ (1190~1191頁) 弘安2年10月 (1279年) 通解(意訳) (迫害を受けている熱原地方の農民門下達に対しての指導) ただ一途に、信心を貫き通すのだと決意しなさい。 善い結果になる方が不思議であり、悪い結果になる方が当然と考え、しっかりと用心しなさい。 妙法(不思議な法)で大悪も大善へと変革できるのだから、信じ切って悠々と題目を唱え、信行学を実践し、実証を示していきなさい。 空腹だと思うようであれば、餓鬼道の苦しみを教えよ(=学びなさい)。寒いと言うのであれば、八寒地獄の苦しみをを教えよ。 恐ろしいと言うのであれば、鷹に遭った雉(きじ)、猫に遭った鼠(ねずみ)を他人事と思わず、自分の事のように考えなさい。  英語で御書 Gosho in English Tell them to be prepared for the worst, and not to expect good times, but take the bad times for granted. If they complain of hunger, tell them about the sufferings of the world of hungry spirits. If they grumble that they are cold, tell them of the eight cold hells. If they say they are frightened, explain to them that a pheasant sighted ...

命限り有り惜む可からず - Life is limited; we must not begrudge it.

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本文 流罪の事 痛く歎せ給ふべからず、 勧持品に云く不軽品に云く、命限り有り 惜む可からず 遂に願う可きは仏国也 るざい の こと いたく なげかせ たもう べからず、かんじぼん に いわく ふきょうぼん に いわく、 いのち かぎり あり おしむ べからず つい に ねがう べき は ぶっこく なり 富木入道殿御返事 ときにゅうどうどのごへんじ [願望仏国事] がんぼうぶっこくじ (955~956頁) 文永8年11月 (1271年) 通解(意訳) 日蓮の佐渡流罪のことは、決して嘆いてはならない。勧持品や不軽品にあるとおり、大難にあうのは法華経の行者の証拠だからである。 命は限りあるものであるから、今世の人生を法華経のために使い、惜しんではならない。最終的に願うべきは、現実社会を幸福な仏国土へと変える事を実現する事である。 英語で御書 Gosho in English You absolutely must not lament over my exile. It says in the “Encouraging Devotion” chapter and in the “Never Disparaging” chapter [that the votary of the Lotus Sutra will meet with persecution]. Life is limited; we must not begrudge it. What we should ultimately aspire to is the Buddha land. " Aspiration for the Buddha Land " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 213 in November, 1271. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  If you have face to the hardships by the faith,  that is an evidence for the behavior of the Lotus Sutra. ...

心の師とはなるとも心を師とすべからず - one should become the master of one’s mind rather than let one’s mind master oneself.

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本文 相構へ相構へて 心の師とはなるとも 心を師とすべからず と 仏は記し給ひしなり、 法華経の御為に 身をも捨て 命をも惜まざれ と 強盛に申せしは 是なり あいかまえ あいかまえて こころ の し とは なる とも こころ を し と すべからず と ほとけ は しるし たまいし なり、 ほけきょう の おん ために み をも すて いのち をも おしまざれ と ごうじょう に もうせし はこれなり 義浄房御書 ぎじょうぼうごしょ [己心仏界抄] こしんぶっかいしょう (892頁) 文永10年5月 (1273年) 通解(意訳) よくよく心して、揺らぎやすい自身の心を、師匠の教え通りに自身の心とはしても、自分のわがままな心や臆病な心など、自分の心を師匠としてはならない、と釈尊は経文に記されている。 「法華経のためには身をも捨て、命をも惜しまないように」と強盛に教えてきたのは、このことである。 この師匠の教えの通りに実践するのが本当の弟子であり、本当の師弟である。 英語で御書 Gosho in English The Buddha wrote that one should become the master of one’s mind rather than let one’s mind master oneself. This is what I mean when I emphatically urge you to give up even your body, and never begrudge even your life for the sake of the Lotus Sutra. " Letter to Gijō-bō " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 390 in May, 1273. [ --- ] is liberal translation. Gosho in Japanese 相構へ 相構へて 心 の 師 とは なるとも 心 を 師 と すべからず と 仏 は 記し 給ひし なり、 法華経 の 御為 に 身 をも 捨て 命 をも 惜まざれ と 強盛 に 申せし は 是 なり AI KAMAE  AI K...

一丈のほりを・こへぬもの十丈・二十丈のほりを・こうべきか - If a person cannot manage to cross a moat ten feet wide, how can he cross one that is a hundred or two hundred feet?

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本文 一丈のほりを・こへぬもの十丈・二十丈のほりを・こうべきか いちじょうのほりを・こえぬものじゅうじょう・にじゅうじょうのほりを・こうべきか 種種御振舞御書 しゅじゅおふるまいごしょ [佐渡抄] さどしょう (912頁) 文永9年2月 (1272年) 通解(意訳) 一丈(約3m)の幅の堀を超えられない者が、十丈、二十丈の堀を超えることができようか。 何事も成し遂げるには、小さな挑戦とその勝利を繰り返していく事で、無理だと思われる困難を乗り越え、勝利をつかむ事ができるのである。  英語で御書 Gosho in English If a person cannot manage to cross a moat ten feet wide, how can he cross one that is a hundred or two hundred feet? " The Actions of the Votary of the Lotus Sutra " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 766 in February, 1272. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  To accomplish anything, by repeating small challenges and their victories, you can overcome seemingly impossible difficulties and win. Gosho in Japanese 一丈 の ほり を・こへぬもの 十丈・二十丈 の ほり を・こう べき か ICHI-JŌ NO HORI WO・KORENU MONO JŪ-JŌ・NIJŪ-JŌ NO HORI WO・KOU BEKI KA 種種 御振舞 御書 SHUJU OFURUMAI GOSHO [佐渡 抄] SADO SHŌ 参考文献: 「日蓮大聖人御書全集」 「御書をひもとく」 「英語で学ぶ御書」 第三文明社 Bibliography : "The Writings...

悪象の為に殺されては三趣に至らず - Even if you are killed by a mad elephant, you will not fall into the three evil paths.

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本文 菩薩 悪象等に於ては心に恐怖すること無かれ 悪知識に於ては怖畏の心を生ぜよ・ 悪象の為に殺されては三趣に至らず 悪友の為に殺されては必ず三趣に至る ぼさつ あくぞうら に おいて は こころ に きょうふ する こと なかれ あくちしき に おいて は ふい の こころ を しょうぜよ・ あくぞう の ため に ころされて は さんしゅ に いたらず あくゆう の ため に ころされては かならず さんしゅ に いたる 立正安国論 りっしょうあんこくろん (17頁) 文応元年七月 (1260年) 通解(意訳) 地涌の菩薩たちよ、狂暴な悪象等に対しては心に恐怖心を抱く必要はない。正法を信じていこうとする人の心を迷わす者(悪知識)に対しては、恐れる心を起こす必要がある。 その理由は、悪象に殺されても、地獄・餓鬼・畜生の三悪道(十界論の内、最下位の三界)におちることはないが、悪友に惑わされ、正法を信ずる心を殺されたならば、必ず三悪道におちるからである。 英語で御書 Gosho in English Bodhisattvas , have no fear of mad elephants. What you should fear are evil friends! . . . Even if you are killed by a mad elephant, you will not fall into the three evil paths. But if you are killed by an evil friend, you are certain to fall into them. " On Establishing the Correct Teaching  for the Peace of the Land " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 11 in July, 1260. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  "The Three Evil Paths:" There are the wold...

正像には西より東に向い末法には東より西に往く- It spread from west to east in the Former and Middle Days of the Law, but will travel from east to west in the Latter Day.

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本文 月は西より出でて東を照し 日は東より出でて西を照す 仏法も又 以て是くの如し 正像には 西より東に向い 末法には 東より西に往く つき は にし より いでて ひがし を てらし ひ は ひがし より いでて にし を てらす ぶっぽう も また もって かくの ごとし しょうぞう には にし より ひがし に むかい まっぽう には ひがし より にし に ゆく 顕仏未来記 けんぶつみらいき (508頁) 文永10年5月 (1273年) 通解(意訳) 月は西から出て東を照らし、日は東から出て西を照らす。仏法もまた、この大宇宙の法則の通りである。 正法・像法時代には、仏法は西のインドから、中国、朝鮮、日本へと東へ伝わり、代わりにその国々の仏法は、本質を失って形骸化してしまった。 しかし、釈尊の説いた法華経に予言された通り、末法に入ったなら、東の国・日本で、地涌の菩薩である法華経の行者が出現し、仏法の真髄である『南無妙法蓮華経』の大仏法を説き明かし、東のこの日本から西へと流布し、世界中に広く流布されてゆくのである。 *これを「仏法西還」といいます 英語で御書 Gosho in English The moon appears in the west and sheds its light eastward, but the sun rises in the east and casts its rays to the west. The same is true of Buddhism. It spread from west to east in the Former and Middle Days of the Law, but will travel from east to west in the Latter Day. " On the Buddha’s Prophecy " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 401 in May, 1273. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  "The moon appears...

地走る者の王たり師子王のごとし- It is like the lion king, the monarch of all the creatures that run on the ground

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本文 この経文は一切経に勝れたり 地走る者の王たり 師子王のごとし・空飛ぶ者の王たり 鷲のごとし この きょうもん は いっさいきょう に すぐれたり ち はしる もの の おう たり ししおう の ごとし・そら とぶ もの の おう たり わし の ごとし 千日尼御前御返事 せんにちあまごぜんごへんじ [真実報恩経事] しんじつほうおんきょうじ (1311~1312頁) 弘安元年7月 (1278年) 通解(意訳) この法華経の経文は、釈尊の説いた一切経のなかで最も勝れている。地を走る者の王であり、 師子王のようである。空を飛ぶ者の王であり、鷲のようである。 英語で御書 Gosho in English This sutra is superior to all other sutras. It is like the lion king, the monarch of all the creatures that run on the ground, and like the eagle, the king of all the creatures that fly in the sky.  " The Sutra of True Requital "  "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 929 to 930 in 1278. [ --- ] is liberal translation. Gosho in Japanese この 経文 は 一切経 に 勝れ たり 地 走る 者 の 王 たり  師子王 の ごとし・空 飛ぶ 者 の 王 たり 鷲 の ごとし KONO KYŌMON WA IS'SAI-KYO NI SUGURETARI CHI HASHIRU MONO NO Ō TARI  SHISHI-Ō NO GOTOSHI・SORA TOBU MONO NO Ō TARI WASHI NO GOTOSHI 千日尼 御前 御返事 SEN-NICHI-AMA GOZEN GOHENJI [真実 報恩 経 事] SHINJITSU HO-ON KYŌ JI 参考文献: 「日蓮大聖人御書全集」 「御書をひもとく」 「英語で学ぶ御書」 第...