日蓮守護たる処の御本尊を・したため参らせ候事も師子王に・をとるべからず - In inscribing this Gohonzon for her protection, Nichiren was like the lion king.
本文
日蓮 守護たる処の御本尊を・したため参らせ候事も 師子王に・をとるべからず、経に云く「師子奮迅之力」とは是なり、
又此の曼荼羅能く能く信ぜさせ給うべし、南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや、
鬼子母神・十羅刹女・法華経の題目を持つものを守護すべしと見えたり、さいはひは愛染の如く福は毘沙門の如くなるべし
にちれん しゅご たる ところ の ごほんぞん を・したため まいらせ そうろう こと も ししおう に・おとる べからず、きょう に いわく「しし ふんじん し りき」とは これ なり、
また この まんだら よくよく しんじ させ たもうべし、なんみょうほうれんげきょう は ししく の ごとし・いかなる やまい さわり を なすべきや、
きしぼじん・じゅうらせつにょ・ほけきょう の だいもく を たもつ もの を しゅご すべし と みえたり、さいわい は あいぜん の ごとく ふく は びしゃもん の ごとく なるべし
経王殿御返事
きょうおうどのごへんじ
(1124頁)
文永10年8月
(1273年)
通解(意訳)
日蓮が守護の御本尊を書き認めるにあたっても、師子王に劣らぬ姿勢によって書き顕したものである。法華経湧出品にある「師子奮迅の力」とは、このような姿勢を意味するのである。
また、この曼荼羅をよくよく信じていきなさい。南無妙法蓮華経は師子吼のようなものである。どのような病気も、仏界を涌現させる障害になることができようか。「必ず病気は治る」と、師子吼のような題目をあげて、強く祈っていきなさい。
鬼女母神や十羅刹女(諸天善神)が、法華経の題目を持つ者を守護すると見える。幸いは愛染明王のようであり、福運は毘沙門天のように、必ず病を克服し、福運を授かるであろう。
英語で御書
Gosho in English
Gosho in English
In inscribing this Gohonzon for her protection, Nichiren was like the lion king. This is what the sutra means by “the power [of the Buddhas] that has the lion’s ferocity.”
Believe in this mandala with all your heart. Nam-myoho-renge-kyo is like the roar of a lion. What sickness can therefore be an obstacle?
It is written that those who embrace the daimoku of the Lotus Sutra will be protected by the Mother of Demon Children and by the ten demon daughters. Such persons will enjoy the happiness of the wisdom king Craving-Filled and the good fortune of the heavenly king Vaishravana.
" Reply to Kyō’ō "
"The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 412
in August, 1273
[ --- ] is liberal translation.Nam-Myoho-Renge-Kyo is like a roar of the lion.
Any kind of hardships or diseases never be obstacles to attaining to the Buddhahood.
You should pray strong and chant the DAIMOKU; "The disease surely be cured".
SHOTEN-ZENJIN, the Goodness Gods are protect you who keep the DAIMOKU of the Lotus Sutra.
and your hardships or disease will surely overcome, and rececive the Benefit.
Gosho in Japanese
日蓮 守護 たる 処 の 御本尊 を・したため 参らせ 候 事 も 師子王 に・をとる べからず、経 に 云く「師子奮迅之力」とは 是 なり、
又 此の 曼荼羅 能く能く信ぜさせ 給うべし、南無妙法蓮華経 は 師子吼 の 如し・いかなる 病 さはり を なすべき や、
鬼子母神・十羅刹女・法華経 の 題目 を 持つもの を 守護 すべし と 見えたり、さいはひ は 愛染 の 如く福 は 毘沙門 の 如くなるべし
NICHIREN SHUGO TARU TOKORO NO GOHONZON WO・SHITATAME MAIRASE SŌRŌ KOTO MO SHISHI-Ō NI・OTORU BEKARAZU, KYO NI IWAKU「SHI-SHI-FUN-JIN-SHI-RIKI」TOWA KORE NARI,
MATA KONO MANDARA YOKU YOKU SHINJISASE TAMOU BESHI, NAM-MYOHO-RENGE-KYO WA SHISHI-KU NO GOTOSHI・IKANARU YAMAI SAWARI WO NASUBEKIYA, KISHIBOJIN・ JŪRASETSUNYO・HOKEKYO NO DAIMOKU WO TAMOTSU MONO WO SHUGO SUBESHI TO MIETARI, SAIWAI WA AIZEN NO GOTOKU FUKU WA BISHAMON NO GOTOKU NARU BESHI
経王 殿 御返事
KYŌ-Ō DONO GOHENJI
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