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其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ - I entrust you with the propagation of Buddhism in your province

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本文 其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ、 仏種は縁に従つて起る 是の故に 一乗を説くなるべし その くに の ぶっぽう は きへん に まかせ たてまつり そうろうぞ、 ぶっしゅ は えん に よって おこる その ゆえに いちじょう を とく なるべし 高橋殿御返事 たかはしどのごへんじ [米穀御書] べいこくごしょ (1445頁) 年月不明 (建治~弘安が有力) (1275~78年) 通解(意訳) その国の広宣流布は、あなたにお任せする。仏種という、本来誰もが持っている仏の生命は、この妙法を誠実に語るという、妙法との縁によって起こるものである。この故に、”諸教で最も優れた法華経の法(一乗)”を説くのである。 "友情と信頼の拡大" 人の心は、他者との触れ合いという「縁」によって大きく変わることができる。ありのままの人間として心を開き、声をかけていくのだ。  その瞬間から、お互いの生命が、より強く、より豊かに変わり始める。 -池田大作 英語で御書 Gosho in English I entrust you with the propagation of Buddhism in your province. It is stated that “the seeds of Buddhahood sprout as a result of conditions, and for this reason they preach the single vehicle.” " Properties of Rice " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 1117 The main opinion is from 1275 to 1278. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  "Expanding friendship and trust" People's minds be able to change greatly on the fellowship with other

法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる - The more one praises the blessings of the Lotus Sutra, the more one’s own blessings will increase.

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本文 金は やけば 弥 色まさり 剣は とげば 弥 利くなる・法華経の功徳は ほむれば 弥 功徳まさる、 二十八品は 正き事は わずかなり 讃むる言 こそ多く候へ と 思食す べし こがね は やけば いよいよ いろ まさり つるぎ は とげば いよいよ とく なる・ほけきょう の くどく は ほむれば いよいよ くどく まさる、 にじゅうはっぽん は まさしき こと は わずか なり ほむる ことば こそ おおく そうらえ と おぼしめすべし 妙密上人御消息 みょうみつしょうにんごしょうそく [法華経功徳抄] ほけきょうくどくしょう (1241~1242頁)  建治2年潤3月 (1276年) 通解(意訳) 金は、焼いて精錬すれば、いよいよ色がよくなり、剣は、研げばいよいよ良く切れるようになる。 同じように、法華経の功徳を褒め称えるならば、ますます功徳が勝るのである。 法華経二十八品は、正しい法理を説いたところはわずかではあるが、讃めた言葉こそ多くあるのだ、ということを心得てきなさい。 英語で御書 Gosho in English The more gold is heated in the flames, the brighter will be its color; the more a sword is whetted, the sharper it will become. And the more one praises the blessings of the Lotus Sutra, the more one’s own blessings will increase. Bear in mind that the twenty-eight chapters of the Lotus Sutra contain only a few passages elucidating the truth, but a great many words of praise. " The Blessings of the Lotus Sutra " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 673 in March, 1276.

南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり - The Gohonzon exists only within the mortal flesh of ...chant Nam-myoho-renge-kyo.

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本文 此の御本尊全く余所に求る事なかれ・ 只 我れ等 衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団に おはしますなり、 是を九識心王真如の都とは申すなり この ごほんぞん まったく よそ に もとむる こと なかれ・ただ われら しゅじょう の ほけきょう を たもちて なんみょうほうれんげきょう と となうる きょうちゅう の にくだん に おわします なり、これ を く しき しん のう しん にょ の みやこ とは もうすなり 日女御前御返事 にちにょごぜんごへんじ [御本尊相貌抄] ごほんぞんそうみょうしょう (1244頁) 建治3年8月 (1277年) 通解(意訳) この御本尊を決して別の所に求めてはならない。 ただ、われわれ衆生が法華経を信受して、南無妙法蓮華経と唱える、自身の胸中の肉団にいらっしゃるのである。 これを「九識心王真如の都」(自身の奥底にある、絶対的幸福の生命の都)というのである。 英語で御書 Gosho in English Never seek this Gohonzon outside yourself. The Gohonzon exists only within the mortal flesh of us ordinary people who embrace the Lotus Sutra and chant Nam-myoho-renge-kyo. The body is the palace of the ninth consciousness, the unchanging reality that reigns over all of life’s functions. " The Real Aspect of the Gohonzon " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 821 in August, 1277. [ --- ] is liberal translation. Gosho in Japanese 此の 御本尊 全く 余所 に 求る 事 なかれ・ 只 我れ等 衆生 の 法華経 を 持ちて 南無妙法蓮華経 と 唱うる 胸中 の 肉団 に おはします

人身は受け難く法華経は信じ難し - It is difficult to be born as a human being, and that it is difficult to believe in the Lotus Sutra.

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本文 但 偏に思い切るべし、今年の世間を鏡とせよ 若干の人の死ぬるに 今まで生きて有りつるは 此の事に あはん為なりけり、 此れこそ 宇治川を渡せし所よ・是こそ 勢多を渡せし所よ・名を揚るか 名をくだすか なり、 人身は受け難く法華経は信じ難しとは是なり ただ ひとえ に おもいきる べし、ことし の せけん を かがみ と せよ そこばく の ひと の しぬる に いままで いきて ありつる は この こと に あわん ため なりけり、 これこそ うじがわ を わたせし ところよ・これこそ せた を わたせし ところよ・な を あぐるか な を くだすか なり、 じんしん は うけがたく ほけきょう は しんじ がたし とは これなり 弥三郎殿御返事 やさぶろうどのごへんじ (1451頁) 建治3年8月 (1277年) 通解(意訳) (この度の試練に臨むにあたっては、)ただひとえに思い切りなさい。 今年の世間の様子を鏡としなさい。多くの人が疫病や餓死、内乱などで死んだのに、あなたが今まで生き永らえてきたのは、この試練に遭う為なのである。あなたがこの法華経によって試練を乗り越えることで、法華経の実証を証明するという使命があるからである。 これこそ、戦いの要諦であり数々の名将達が勝ち超えた難関である、宇治川を渡るというところであり、これこそ勢多川を渡るというところである。勝って名をあげるか名をくだすか、人生を決める大きな境目である。 人間として生まれることは難しく、法華経は信じ難いとはこのことである。 英語で御書 Gosho in English You must simply make up your mind. Look at the world this year as a mirror. The reason that you have survived until now when so many have died was so that you would meet with this affair. This is where you will cross the Uji River. This is where you will ford the Seta. This will determine whet

とにかくに法華経に身をまかせ信ぜさせ給へ - Be that as it may, commit yourself to the Lotus Sutra and have faith in its teachings.

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本文 とにかくに 法華経に身をまかせ 信ぜさせ給へ、殿一人に かぎるべからず・信心をすすめ給いて 過去の父母等をすくわせ給へ。 日蓮生れし時より・いまに一日片時も・こころやすき事はなし、此の法華経の題目を弘めんと思うばかりなり とにかくに ほけきょうに みを まかせ しんぜ させたまえ、とのいちにんにかぎらず・しんじんをすすめたまいてかこのぶもとうをすくわせたまえ。 にちれんうまれしときより・いまにいちにちかたときも・こころやすきことはなし、このほけきょうのだいもくをひろめんとおもうばかりなり 上野殿御返事 うえのどのごへんじ [刀杖難事] とうじょうなんのこと (1557~1558頁) 弘安2年4月 (1272年) 通解(意訳) とにかく、法華経に身をまかせて信じていきなさい。あなた一人だけが信ずるだけでなく、縁した人々に信心をすすめて、過去の父母等(=今世の人生で巡り合う無数の縁ある人々)を救っていきなさい。 日蓮は生まれたときから今日に至るまで、片時も心が休まることはない。ただただ、この法華経の題目である、南無妙法蓮華経を弘めようと思うばかりである。 英語で御書 Gosho in English Be that as it may, commit yourself to the Lotus Sutra and have faith in its teachings. You must not only believe in them yourself but also encourage others to do the same, so that you may save those who were your parents in all your past existences. From the time that I was born until today, I have never known a moment’s ease; I have thought only of propagating the daimoku of the Lotus Sutra. " Persecution by Sword and Staff "  "The Writings of Nichi

妙とは蘇生の義なり - Myō means to revive

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本文 妙とは蘇生の義なり 蘇生と申すは蘇る義なり みょう とは そせい の ぎ なり そせい と もうす は よみがえる ぎ なり 法華経題目抄 ほけきょうだいもくしょう (947頁) 文永3年1月6日 (1266年) 通解(意訳) (南無妙法蓮華経の)妙とは蘇生の意味である。 蘇生とは、悩んで苦しんでいる心や生命が蘇るということである。 妙とは蘇生の義なりの実証を示す 「生死」の問題は、「こうなっています。こういう理屈です」と言うだけでは、解決しない。 悲嘆にくれている。涙にむせんでいる、固く心を閉ざしている―その人のために、身を粉にし、誠実を尽くしてこそ、心を「蘇生」させられる。 「妙とは蘇生の義なり」の実証が出るのです。 ‐ 池田大作 英語で御書 Gosho in English Myō means to revive, that is, to return to life. " The Daimoku of the Lotus Sutra "  "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 149 in January, 1266. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  Resuscitation means that the troubled and suffering body and mind is revive. "Myō : 妙" , This is the character of the Nam-Myoho-Renge-Kyo. Demonstration the proof of the "Myō means to revive." The problem of "life and death" cannot be solved simply by saying "This is what it is. This is the reason." Grieving, In tears, Thightly closed heart -

我が一念を指して 妙法蓮華経と名くるぞと 深く信心を発すべきなり - You must summon up deep faith that Myoho-renge-kyo is your life itself.

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本文 妙法と唱へ 蓮華と読まん時は 我が一念を指して 妙法蓮華経と名くるぞと 深く信心を発すべきなり みょうほうを となえ れんげと よまん ときは わが いちねんを さして みょうほうれんげきょうと なづくるぞと ふかく しんじんを ほっすべきなり 一生成仏抄 いっしょうじょうぶつしょう (383頁) 建長7年 (1255年) 通解(意訳) 妙法と唱え、蓮華と読誦する時は、自分自身の一念の事を指して、妙法蓮華経と名づけるのである、と深く信心を発すべきである。 英語で御書 Gosho in English When you chant myōhō and recite renge, you must summon up deep faith that Myoho-renge-kyo is your life itself. " On Attaining Buddhahood in This lifetime "  "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 3 in 1255. [ --- ] is liberal translation. Gosho in Japanese 妙法と唱へ 蓮華と読まん時は 我が一念を指して 妙法蓮華経と名くるぞと 深く信心を発すべきなり MYOHO WO TONAE RENGE TO YOMAN TOKI WA WAGA ICHINEN WO SASHITE MYOHO-RENGE-KYO TO NAZUKURUZO TO FUKAKU SHINJIN WO HOS'SU BEKI NARI 一生成仏抄 IS'SHO JŌBUTSU SHŌ 参考文献: 「日蓮大聖人御書全集」 「御書をひもとく」 「英語で学ぶ御書」 第三文明社 Bibliography : "The Writings of Nichiren Daishonin" "The Record of The Orally Transmitted Teachings"