仏と申す事も我等の心の内にをはします - The Buddha dwells within our hearts.
本文 仏と申す事も 我等の心の内に をはします・譬へば 石の中に火あり 珠の中に財のあるがごとし、 我等 凡夫は まつげの ちかき と 虚空の とをき とは見候事なし、 我等が 心の内に 仏は をはしましけるを 知り候はざりけるぞ ほとけと もうす ことも われらの こころの うちに おわします・たとえば いしの なかに ひ あり たまの なかに たからの あるが ごとし、 われら ぼんぷは まつげの ちかきと こくうの とおき とは み そうろう ことなし、 われらが こころの うちに ほとけは おわしましけるを しりそうらわざりけるぞ 十字御書 むしもちごしょ (1491頁) 弘安4年1月 (1281年) 通解(意訳) 仏というのも私達の心のなかにいらっしゃるのである。たとえば、火打ち石の中に火種の元があり、珠の原石の中に財宝があるようなものである。 我ら凡夫は、まつげが近くにある事と、虚空が遠くにある事は見ることができない。 同じように、私達の心の中に仏がおられるのを知らないでいたのである。 英語で御書 Gosho in English The Buddha dwells within our hearts. For example, flint has the potential to produce fire, and gems have intrinsic value. We ordinary people can see neither our own eyelashes, which are so close, nor the heavens in the distance. Likewise, we do not see that the Buddha exists in our own hearts. " New Year’s Gosho " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 1137 January, 1281. Gosho in Japanese 仏と申す事も 我等の心の内に をはします・譬へば 石の中に火あり 珠の中に財のあるがごとし、 我等 凡夫は まつげの ちかき と 虚空の とをき とは...