蒼蠅驥尾に附して万里を渡り - A blue fly, if it clings to the tail of a thoroughbred horse, can travel ten thousand miles
本文
蒼蠅 驥尾に附して 万里を渡り 碧蘿 松頭に懸りて 千尋を延ぶ、
弟子 一仏の子と生れて 諸経の王に事う、何ぞ 仏法の衰微を見て 心情の哀惜を起さざらんや
そうよう きび に ふ して ばんり を わたり へきら しょうとう に かかりて せんじん を のぶ、
でし いちぶつ の こ として うまれて しょきょう の おう に つかう、なんぞ ぶっぽう の すいび を みて しんじょう の あいせき を おこさざらんや
立正安国論
りっしょうあんこくろん
(26頁)
文応元年7月
(1260年)
通解(意訳)
小さな青バエも、駿馬の尾につかまれば万里を渡ることができ、みどりのツル草は大きな松の枝先に寄り掛かれば、千尋も高く延びることができる、というたとえもある。
たとえ器は小さくとも、仏弟子である私は、第一の仏である釈尊の子と生まれて、あらゆる宗教の王である法華経に仕え信じている。
どうして仏法が衰弱していくのをみて、哀れ惜しむ心情を起こさないでいられようか。
英語で御書
Gosho in English
Gosho in English
A blue fly, if it clings to the tail of a thoroughbred horse, can travel ten thousand miles, and the green ivy that twines around the tall pine can grow to a thousand feet.
I was born as the son of the one Buddha, Shakyamuni, and I serve the king of scriptures, the Lotus Sutra. How could I observe the decline of the Buddhist Law and not be filled with emotions of pity and distress?
" On Establishing the Correct Teaching
for the Peace of the Land "
"The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 17
in July, 1260.
[ --- ] is liberal translation.Gosho in Japanese
蒼蠅 驥尾 に 附して 万里 を 渡り 碧蘿 松頭 に 懸りて 千尋 を 延ぶ、
弟子 一仏 の 子 と 生れて 諸経 の 王 に 事う、
何ぞ 仏法 の 衰微 を 見て 心情 の 哀惜 を 起さざらんや
SŌYŌ KIBI NI FU SHITE BANRI WO WATARI HEKIRA SHŌTŌ NI KAKARITE SENJEN WO NOBU,
DESHI ITIBUTSU NO KO TO SHITE UMARETE SHOKYO NO Ō NI TSUKAU,
NANZO BUP'PO NO SUIBI WO MITE SINJŌ NO AISEKI WO OKOSAZARAN-YA.
立正安国論
RIS'SHŌ ANKOKU RON
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