言わずんばある可からず恐れずんばある可からず - I cannot keep silent on this matter. I cannot suppress my fears.


本文
世 皆 正に背き 人悉く 悪に帰す、故に善神は 国を捨てて相去り 聖人は 所を辞して還りたまわず、
是れを以て 魔来り 鬼来り 災起り 難起る
言わずんば ある可からず 恐れずんば ある可からず
よ みな しょう に そむき ひと ことごとく あく に きす、ゆえ に ぜんじん は くに を すててあい さり しょうにん は しょ を じ して かえり たまわず、
これ を もって ま きたり おに きたり わざわい おこり なん おこる
いわずんば ある べからず おそれずんば あるべからず。
立正安国論
りっしょうあんこくろん
(17頁)
文応元年7月
(1260年)
通解(意訳)
世の人々は皆、正法に背き、ことごとく悪法に帰している。それゆえに、守護すべき善神はことごとく国を捨て去ってしまい、聖人はこの地を去って他の所へ行ったまま帰って来ない。

そのために(善神・聖人にかわって)魔が来て、鬼神が来て、災いが起こり、難が起こるのである。
実にこのことは、声を大にして言わなければならないことであり、恐れなくてはならないことである。

英語で御書
Gosho in English

The people of today all turn their backs upon what is right; to a person, they give their allegiance to evil. This is the reason that the benevolent deities have abandoned the nation and departed together, that sages leave and do not return. And in their stead devils and demons come, and disasters and calamities occur.
I cannot keep silent on this matter. I cannot suppress my fears.
" On Establishing the Correct Teaching for the Peace of the Land "
"The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 7
in July, 1260.
[ --- ] is liberal translation.
Gosho in Japanese
世 皆 正に背き 人悉く 悪に帰す、故に善神は 国を捨てて相去り 聖人は 所を辞して還りたまわず、
是れを以て 魔来り 鬼来り 災起り 難起る
言わずんば ある可からず 恐れずんば ある可からず
YO MINA SHŌ NI SOMUKI HITO KOTOGOTOKU AKU NI KISU, YUE NI ZENJIN WA KUNI WO SUTETE AISARI SHŌNIN WA SHO WO JI SHITE KAERI TAMAWAZU,
KORE WO MOT'TE MA KITARI ONI KITARI WAZAWAI OKORI NAN OKORU
IWAZUNBA ARUBEKARAZU OSOREZUNBA ARUBEKARAZU
立正安国論
RIS'SHŌ-ANKOKU-RON
参考文献: 「日蓮大聖人御書全集」
「御書をひもとく」
「英語で学ぶ御書」
第三文明社
Bibliography : "The Writings of Nichiren Daishonin"
"The Record of The Orally Transmitted Teachings"

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