投稿

9月, 2021の投稿を表示しています

一人なれども 心のつよき故なるべしと・おぼすべし - You should realize that this is because, although I am alone, I have firm faith.

イメージ
本文 日蓮をば 日本国の上一人より 下万民に至るまで一人もなく あやまたんと・せしかども・今まで かうて候事は 一人なれども 心のつよき故なるべしと・おぼすべし にちれんをば にほんこくの かみいちにんより しもばんにんにいたるまで いちにんもなく あやまたんと・せしかども・いままで こうてそうろうことは いちにんなれども こころのつよきゆえなるべしと・おぼすべし 乙御前御消息 おと ごぜん ごしょうそく [身軽法重抄] しんきょうほうじゅうしょう  (1220頁) 建治元年8月 (1275年) 通解(意訳) この日蓮を、日本国の地位のある者から下賎の者まで、一切の人々が迫害しようとしたが、今までこうして無事に生きていられることは、日蓮は一人であっても、法華経を信ずる心が強いゆえに諸天が守護されたのである、と思いなさい。 英語で御書 Gosho in English Everyone in Japan, from the sovereign on down to the common people, without exception has tried to do me harm, but I have survived until this day. You should realize that this is because, although I am alone, I have firm faith. " The Supremacy of the Law " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 614 in August, 1275. [ --- ] is liberal translation. Gosho in Japanese 日蓮をば 日本国の上一人より 下万民に至るまで一人もなく あやまたんと・せしかども・今まで かうて候事は 一人なれども 心のつよき故なるべしと・おぼすべし にちれんをば にほんこくの かみいちにんより しもばんにんにいたるまで いちにんもなく あやまたんと・せしかども・いままで こうてそうろうことは いちにんなれども こころのつよきゆえなるべしと・おぼすべし NICHIREN W...

病によりて道心はをこり候なり - Illness gives rise to the resolve to attain the way.

イメージ
本文 病あれば死ぬべしといふ事 不定なり、 又このやまひは仏の御はからひか・そのゆへは浄名経・涅槃経には病ある人仏になるべきよしとかれて候、 病によりて道心はをこり候なり やまい あれば しぬ べし と いう こと ふじょう なり、 また この やまい は ほとけ の おん はからい か・その ゆえ は じょうみょうきょう・ねはんぎょう には やまい ある ひと ほとけ に なるべき よし とかれて そうろう、 やまい に よりて どうしん は おこり そうろう なり 妙心尼御前御返事 みょうしんあまごぜんごへんじ [病之良薬御書] びょうしりょうやくごしょ (1480頁) 弘安元年8月 (1278年) 通解(意訳) 「病気にかかったら必ず死ぬ」という事はない。 (あなたが今回かかった)この病は、仏の御はからいであろうか。 その理由は浄名経・涅槃経には病がある人は仏になる、と説かれている。 病気にかかって初めて生命の大切さが分かり、「人間の生死とは何か」という、仏道を求める心が起こるのである。 英語で御書 Gosho in English It is not certain that, because one is ill, one will die. And could not this illness of your husband’s be the Buddha’s design, because the Vimalakīrti and Nirvana sutras both teach that sick people will surely attain Buddhahood? Illness gives rise to the resolve to attain the way. " The Good Medicine for All Ills " "The Writings of Nichiren Daishonin", Vol.1, p. 937 in August, 1278. [ --- ] is liberal translation. Interpretation (liberal translation)  Only after getting sic...

女房にも此の由を云ひふくめて日月・両眼・さうのつばさと調ひ給へ - Explain all this to your wife too, and work together like the sun and moon, a pair of eyes, or the two wings of a bird.

イメージ
本文 強盛の大信力をいだして 法華宗の四条金吾・四条金吾と 鎌倉中の上下万人 乃至 日本国の一切衆生の口にうたはれ給へ、 あしき名さへ流す 況や よき名をや 何に況や 法華経ゆへの名をや、 女房にも 此の由を云ひふくめて 日月・両眼・さう の つばさ と 調ひ給へ ごうじょう の だいしんりき を いだして ほっけしゅう の しじょうきんご・しじょうきんご と かまくらじゅう の じょうげばんにん ないし にほんごく の いっさいしゅじょう の くち に うたわれたまえ、 あしき な さえ ながす いわんや よき な をや いかにいわんや ほけきょうゆえの な をや、 にょうぼうにも このよしを いいふくめて にちがつ・りょうがん・さう の つばさ と ととのい たまえ 四条金吾殿御返事 しじょうきんごどのごへんじ [煩悩即菩提御書] ぼんのうそくぼだいごしょ (1118頁) 文永9年5月 (1272年) 通解(意訳) 強盛な大信力を出して「法華宗(日蓮仏教)の四条金吾」と言われるほどに信心の実証を示しきって、鎌倉中の上下万人、そして日本国のすべての人々に言われるようになりなさい。 悪名でさえ流れるものだ。ましてや、善き名を流すのは当然であり、さらには法華経ゆへの名において、という事は言うまでもない。 女房にもこの事を言い聞かせて、太陽と月・両方の眼・左右の翼のように、二人がしっかり力を合わせて、一緒に信心に励んでいきなさい。 英語で御書 Gosho in English Bring forth the great power of faith, and be spoken of by all the people of Kamakura, both high and low, or by all the people of Japan, as “Shijō Kingo, Shijō Kingo of the Lotus school!” Even a bad reputation will spread far and wide. A good reputation will spread even farther, particularly if it is a reputation for devotion to t...

師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし例せば日蓮が如し - Those with the heart of a lion king are sure to attain Buddhahood. Like Nichiren, for example.

イメージ
本文 悪王の正法を破るに 邪法の僧等が方人をなして 智者を失はん時は 師子王の如くなる心をもてる者 必ず仏になるべし 例せば日蓮が如し これおごれるにはあらず 正法を惜む心の強盛なるべし おごれる者は必ず強敵に値て おそるる心出来するなり あくおうの しょうほうを やぶる に じゃほうの そうらが かたうどを なして ちしゃを うしなわんときは ししおうの ごとく なる こころを もてるもの かならず ほとけに なるべし れいせば にちれんが ごとし これ おごれるには あらず しょうほうを おしむ こころの ごうじょう なるべし おごれるものは かならず ごうてきに あいて おそるる こころ しゅったい するなり 佐渡御書 さどごしょ [富木殿等御返事] ときどのとうごへんじ (957頁) 文永9年3月 (1272年) 通解(意訳) 悪王が正法を滅亡させようとする時、悪僧たちが悪王に味方して、智者を滅ぼそうとする時には、師子王のような心を持つ者が必ず仏になることができる。 例えば日蓮のようにである。 このように言うのは、傲慢な心を起こしているからではない。ただ、正法が滅することを惜しむ心が強いからである。傲れる者は、悪王や悪僧などの強敵にあうと、必ず恐怖の心が生まれてくるものである。 英語で御書 Gosho in English When an evil ruler in consort with priests of erroneous teachings tries to destroy the correct teaching and do away with a man of wisdom, those with the heart of a lion king are sure to attain Buddhahood. Like Nichiren, for example. I say this not out of arrogance, but because I am deeply committed to the correct teaching.  An arrogant person will always be overcome with fear when meeting a stron...